APPI セーフティー&メンテナンスプロワークショップ 筑波2020開催
-メンテナンスオペレーターの養成と検定-
-グライダーチェックに必要な知識と技術を学ぶ-
開催要項
場 所 :エアパークCOO 筑波,日本
日 程 :コース-3月30日(月)~4月3日(金) 検 定-4月4日(土)~6日(月)のうち1日間
APPIマスターインストラクター :Manu Bonte
APPIインストラクター :岡田 直久
言 語 :英語および日本語
パートナー :アエロタクト www.aerotact.co.jp
予 定 :5日間のコース+1日間の検定
*コースは7時~13時/14時~19時
参加費 :5日間コース-350ユーロ
:5日間コース+検定-450ユーロ
*宿泊は含まれておりませんので各自手配願います。紹介もいたします。
参加資格 :APPI会員
*まだAPPI会員でない方は事前に会員登録をお願いします。
https://appifly.org/?Equivalence-form
:主催者の承諾を得た方(申込後、受け入れの可否をご連絡します)
申込、お問い合わせ先 :岡田 直久
Tel & whatapp 090-1461-5005 Email okada.n1969@gmail.com
*参加ご希望の方の方はオンライン登録フォームよりお願いします。
https://forms.gle/kXvtbBkeopMcmQmFA
*ご不明な点などございましたらお気軽にお問い合わせください。
プログラム
1:概論
✓EN認証テストの内容、歴史、認証テストとは?
✓装備重量とその安全性
2: パラグライダーの構成
A/生地
✓メーカーとその特徴
✓経年劣化と結果
〇顔料
〇透過率
〇剛性
〇引っ張り強度、引き裂き強度
✓生地の寿命?典型的な警告
✓経年劣化に作用すること。経年劣化を止めるためには
✓実技:生地の評価と簡単な修理
B/ライン
概論
✓マテリアルと特徴
✓ラインに関する情報(長さ、マテリアル)をどこから得るか
✓ラインに結び目ができてしまった場合の強度
✓ラインスプライス
✓フライト中のGフォースの変化
✓パラグライダーのデザインごとのラインにかかる荷重
ラインセットに介在すること
✓ラインプランの読み方
✓ラインの識別
✓ラインの部分交換
✓全ライン交換
ラインの経年劣化
a) ラインの引っ張り強度の劣化
✓どのようなマテリアルが対象か
✓どのようにコントロールするか
〇ローテクツールの製作
〇破壊する方法と破壊しない方法
〇“サバイバルテクニック”
✓交換の目安
✓実技:ラインの破断テスト。測定と評価
b) トリムの変化
✓トリムの定義
✓なにが起こる、なにを考慮するか
✓典型的な警告
✓ライン長の測定と調整
✓ハイテクとローテクメソッド 、その長所と短所
〇微分法
〇微分表の作成
〇測定方法
〇許容範囲
✓実技:トリムコントロール。レーザーシステムとそのほかの方法
ラインに関する結論
✓コントロールする頻度とラインの寿命。マテリアルとグライダータイプごと
✓調整後のフライトに関する注意点
C/レスキューパラシュート
✓モデル
✓認証(ショックテスト、沈下率、開傘時間、安定性)
✓取付方法。長所と短所
✓問題点:放出、開傘、グライダーの回収
✓メンテナンス
✓結論:
レスキューグリップの探し方
レスキューパラシュートをすぐに使用する決断をしなければいけない5つのケース
シチュエーションごとの投げ方(3タイプ)
D/コネクター
✓カラビナ、マリオン、ソフトリンク:マテリアル、特徴、認証、適切なサイズ
✓スプレッダー、ブライダルコード
✓PPE notion of personal protective equipment
✓PPE maintenance
3: ヒューマンファクターと安全
A/安全
✓序文、3つのシンプルルール
✓The Tony Kern studies,リスクの恒常性
✓リスクの定義とは?
✓結論、3つのカーソル、態度、安全レベルをどのように改善するか
B/パラグライダーの心理的側面
✓ストレス
〇ストレスの3段階
〇対処:4つの戦略
〇ストレスの取り扱い(3回)
〇4つのストレス要因
✓よく知られているそのほかのシンドローム
✓結論:2つのツール
C/リスクマネジメント
✓The Reason theory とパラグライダーでそれをどのように受け入れるか
✓事故学:アクシデントの解析
✓典型的な事故の回避:典型的なリスキーな状況の特定
✓事故への対処
4: セーフティーチェック
✓プレフライトセーフティーチェックに関する一般性
✓APPIメソッド
ソロフライトでのセーフティーチェック
タンデムフライトでのセーフティーチェック
生徒に対して責任を負うインストラクターのセーフティーチェック
検定
検定は一日間で行われます。検定員は受験者の「グライダーチェックと調整」、「レスキューパラシュートのリパック」を評価します。さらに、コース中に学んだ知識に関しても評価します。
APPI(通称:アピ)とは・・
世界共通の指導システム、教育、インストラクターおよびタンデムパイロットのレベルを統一すべく2009年にスイスで設立された組織です。ヨーロッパのインストラクターが主導し、様々な取り組みをしています。特に、パラグライダーの教育システムがまだ乏しい国や保険が担保されない国でワークショップなどを開催し、パラグライダーが行いやすい環境づくりをしています。特に、FAIの認可を受けていない国では、APPIのライセンスをその国の公のものとして発行しています。このAPPIライセンスは多くの国で受け入れられるようになっています(FAI,APPIは相互に交流があり認知しています)。また、APPIのライセンスを取得すれば、様々な保険が担保されるような取り組みもスイスの保険会社の協力を得ながら行っています。
今回はワークショップでは、主にグライダーチェックに必要な知識と技術を学びます。また、パラグライダー機材に関する安全とメンテナンスに関して学びます。検定に合格すれば、APPIメンテナンスオペレーターの資格を取得することができます。